英語を話せるようになりたいなら、英会話スクールに行ってはいけない
あなたがもし、英語を話せるようになりたいなら、決して英会話スクールに行かないでください。
私は会社員時代、株式会社リクルートに勤め「ケイコとマナブ」というスクール情報誌の部署にいました。そこでも特に英会話スクールの担当だったのです。
EAON,ECC,GABA,ベルリッツなど、主要な英会話スクールはもちろん担当していましたし、街のお教室やスパルタのエッヂのある私塾ようなスクールも担当していました。
そんなかでわかったことがあります。
英語を話せるようになろうと思ったら、英会話スクールに行ってはいけない
ということです。
理由は下記のとおりです。
英会話スクールに行ってはいけない3つの理由
理由その1 インプットもアウトプットも、効率が悪い
インプットとは、単語の暗記や文法の理解など、自分に入ってくる知識です。英会話スクールでインプットしようと思う人がいますが、それは圧倒的に効率が悪いです。
英会話スクールで出てきた単語を覚えるより、効率的にまとまった単語集を覚えたほうがよっぽど覚える量も多いし、覚えやすい情報がまとまっています。
会話のなかで出てきた単語を覚えることは周辺情報と一緒に覚えるので活用的だという意見もありますが、独学で覚えても様々な方法で補完できます。
文法や英語の構造の理解は、ネイティブに聞いても意味がありません。とても説明できません。稀に説明がうまい日本の先生がいますが、マンツーマンで長時間教えてくれないとやはり意味がありません。わかりやすい解説の載っている本を読んだほうがいいです。
アウトプットは英語を話してみることですが、英会話スクールならではのポイントのように思います。
でも、まずグループレッスンはダメです。4人いればアウトプット(会話)の量が1/4になり、6人いれば1/6になります。
マンツーマンであればその多くは解決できますが、それでも先生より生徒のほうがたくさん話す人がどれだけいるでしょうか?多くは先生の話を聞いて、話を振られたときにだけ答えているでしょう。マンツーマンレッスンの場合は、受講生が話す割合を60-70%くらいになることを目標にしましょう。
英会話スクールでなくても、英語をアウトプットできる機会はたくさんあります。
アウトプットできる機会について、後日お伝えします。
学んだシーンでしか活用できない
多くの英会話スクールはテキストを使います。そして、あるシーンに応じて表現の仕方を学んだり、ロープレする場合が多いでしょう。
しかし、そのシーンはその後の人生でまるっきり同じシーンが起こるのでしょうか?
テキストを見て、型にはまったフレーズを言う練習をしても、なかなかそのシーンは現れません。ようやくそのシーンが現れた頃には、もう忘れているでしょう。
英語は自分から伝えたい内容を考えて、自分から言葉にするのがいいのです。そのため、英会話スクールでフリーディスカッションをする場合がありますが、フリーディスカッションならわざわざスクールで行う必要はありません。やはりスクールは必要ないのです。
また、英語を「勉強」と捉えてしまうと、「正しい英語を話さないと」という気持ちになってしまうのです。
英語はコミュニケーションの方法の一つです。正解なんてありません。なのに英語を「勉強」してしまうことで、自由に表現する力を失ってしまうのです。
高い!
これはあまり説明しなくてもわかるでしょう。
日本の主要な英会話スクールは、年間40万円ほどかかります。高いところは100万円なんてスクールもあります。
英語は特殊な技能ではありません。お金を出して、技能を持っている人から教わらないと得られないスキルでは、決してありません。
なのに、これほど高いのはなぜでしょう?
それは残念ながら、「英会話スクールは、コンプレックス産業」だからです。
スクールは、技能の伝達や学習の効率化を価値としたサービスではありません。
ダイエットと同じく、「英語が話せたら素敵な人生になるよな」と思って、夢を見させてその「期待」にお金を払っているのです。
そんなものは幻想なので、スクールにお金を払ってはいけません。
英会話スキルの習得は、独学が一番!!
英会話は独学が一番です!
書籍でも、アプリでも、Youtubeでも、今は優れた学習ツールがあふれています。学習効率でいうと、間違いなく独学が一番いいです。
でも、独学にも穴があります。いずれかの機会で、独学を成功させる方法にも触れたいと思います。